獣医が最も自殺する「職種」という話 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

2019年02月11日06:00 カテゴリ雑感 獣医が最も自殺する「職種」という話 ショッキングな記事が掲載されていた。今月１日付のスイス日刊紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング（略称ＮＺＺ）でビルギット・シュミット記者の 「獣医が職種の中で最も頻繁に自殺する」という記事だ。獣医は瀕死の重傷や重病の動物に対して「自分は彼らを助けることができない」といった無力感にとらわれるという。獣医は人間の治療をする医者（Humanmediziner）より５倍多く生き物の死の場に同伴するというのだ。 ▲当方宅で一時預かった雌犬リロ（２００８年８月撮影） 見出しを読んだ時、信じられなかった。獣医は動物を愛する若者が夢見る職種の一つと考えていたが、現実は常に生き物の死と向き合わなければならない。愛する動物が亡くなった場合、飼い主は泣くが、死の場面に対峙する獣医にとっても同じだというのだ。 若者の夢の仕事と思

[smicho]

ついったの動物至上主義クラスタとかあっちの急進派菜食主義者あたりをみるに、もともと獣医を志望するくらいの動物好きにはメンタルヘルスに問題を抱えてる人間が多いのではという気がせんでもない。

[animist]

「喋れない」「表情は読める」みたいな相手ばかりが治療対象で、たいていは人間より寿命がそもそも短くて、死の現場に直面する事が必然的に多い、と考えるとメンタルやられそうなのはわかる

[castle]

「米獣医医師会発行のジャーナルに1979年から2015年の間、米国で亡くなった1万1600人の獣医の中で自殺した件数は約400件にも～獣医の自殺件数が増加傾向～獣医の場合、女性の獣医の方が自殺しやすいという研究結果が」

[paravola]

（寿命も短いし）獣医が愛する動物の命を殺したと受け取るケースも出てくる／人間の患者は自身の痛みや症状を説明できるが、獣医は飼い主の話を聞いて治療するから、人間医よりその命を左右する立場に置かれる

[gogatsu26]

“「獣医は同情疲労、共感疲労（compassion Fatigue）に罹りやすい。苦しむ患者と自身を同一すれば、鬱傾向が出てくる”