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マレーシアのウミガメ産卵地、繁殖目指し卵の取引全面禁止へ
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マレーシア・トレンガヌ州の州都、クアラトレンガヌの市場でウミガメの卵を売る人(2020年5月21日撮影)... マレーシア・トレンガヌ州の州都、クアラトレンガヌの市場でウミガメの卵を売る人(2020年5月21日撮影)。(c)STR / AFP 【5月21日 AFP】マレーシアで、ウミガメの主要産卵地となっている北東部トレンガヌ(Terengganu)州は、絶滅が危ぶまれているウミガメの繁殖を促進するため同州での卵の取引を禁止する方針だと、当局が21日、明らかにした。 トレンガヌ州ではウミガメが岸をはい、海辺に卵を産み落とす姿がよく見られる。ふ化した赤ちゃんが手足をばたつかせながら海に向かう様子を見ようと、大勢の観光客が集まる。 しかしウミガメの肉や甲羅が狙われ、その数はここ数十年で急減。卵の不法な採取が横行していることも、大きな脅威となっている。 トレンガヌ州は動物保護団体から圧力を受けながらも、一部の種の卵の取引を容認し続けてきた。卵は地元で人気の珍味であり、市場で公然と販売されている。 同州のあ