医学部１年生が学ぶ地域医療 三重大「地域枠」の学生ら：朝日新聞デジタル

三重大学医学部医学科１年の学生が地域医療の現状を学ぶ教育実習が５日、三重県伊賀市柘植地区であった。市出身で夏休み中の学生４人が出席し、住民や開業医から地域の実情を聞いた。６日は地区の複数の福祉施設を見学する。 三重大の医学・看護学教育センターが県内全２９市町などと協力して、地域医療再生のための人材育成をめざして開いている。 卒業後に県内で医療・医学に貢献することを確約した「地域枠」で入学した平井政真さん（１９）、松永航太さん（１９）、増森奈規早（なぎさ）さん（１９）、辻井優奈さん（１９）の４人が参加。住民２人から地域の状況や家族構成などを聞き取りした。 市医師会副会長で紀平医院の紀平久和院長（５６）には、患者の年代層や医療・保健・福祉の連携状況、医師としてのやりがいなどを質問。紀平院長は「伊賀の開業医は耳鼻科が１人、小児科が２人、眼科が２人しかおらず、内科医もある程度の診察をする。開業医も