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北米の野鳥、半世紀で30億羽減 農薬などで生態系危機:朝日新聞デジタル
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北米の野鳥、半世紀で30億羽減 農薬などで生態系危機:朝日新聞デジタル
北米の空から3割の野鳥が消えていた――。米コーネル大学などの研究チームが過去50年間の北米の鳥の生... 北米の空から3割の野鳥が消えていた――。米コーネル大学などの研究チームが過去50年間の北米の鳥の生息数を調べ、約30億羽減っているとの推計を発表した。鳥類は環境の健全さのバロメーターとも言われる。世界的にも鳥類の減少が報告されており、生態系が脅かされていることが明らかになった。 研究チームは、毎年市民ボランティアの協力で作られている北米の野鳥生息調査のデータや気象レーダーに映る渡り鳥のデータなどを解析。北米にすむ鳥の9割にあたる529種を調べた。すると、1970年から全体で29%、約30億羽減っているとの推計が出た。 うち9割はフィンチやムシクイ、ツバメなどスズメの仲間の身近な鳥が占めた。これらは害虫を食べたり、植物の種を広めたりする役割を担っている。また、海辺の鳥はすでに3割が減少。春の渡り鳥は過去10年間で14%減っていた。 研究チームは減少の原因について分析していないものの、他の研究