山形）独りでにハンドル回転……自動運転の農機実演：朝日新聞デジタル

先進技術を使って効率化や労力削減を図る「スマート農業」への理解を深めてもらおうと、JA全農山形（山形市）は18日、自動運転の農業機械の実演会を山形市村木沢地区の畑で開いた。農協職員や生産者ら約100人が、無人の運転席でハンドルが独りでに回転する不思議な光景を見つめた。 実演された農機は、ディーゼル式で、100馬力のトラクター（約1560万円）と24・6馬力の田植え機（約680万円）。あらかじめ圃場（ほじょう）を一周して角を把握させると、GPSを活用して自動運転する仕組みだ。ただし、現在は法令上、そばに人が付く必要があるという。 販売会社「クボタアグリサービス」の社員がリモコンを操作すると、トラクターは自動運転を始め、後退や旋回して開始地点に移動。ロータリーを回して時速2キロ弱で土を耕した。前に人が立つと、ブザーが鳴って停止した。 市内の農事組合法人で大豆や… ","naka5":"<!--