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まんばのけんちゃんって誰? 冬の香川で出会う逸品:朝日新聞デジタル
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まんばのけんちゃんって誰? 冬の香川で出会う逸品:朝日新聞デジタル
冬の香川の居酒屋メニューといえば、「まんばのけんちゃん」。近所の元気な男の子のようなネーミングだ... 冬の香川の居酒屋メニューといえば、「まんばのけんちゃん」。近所の元気な男の子のようなネーミングだが、讃岐の郷土料理として知られる。どんな料理なのか。なぜ、そんな名前に? まず、「まんば」を求めて高松市内の農家へ。畑からは濃い青紫色の葉が顔を出している。サイズや形は白菜のようだが、特徴的なのはその葉。一枚一枚が大きい。高菜の一種だそうだ。 「上手につくれば、一つの株から100枚はかげる(採れる)と思います」。50年以上育て続ける「まんばのげんちゃん」こと、農家の須田源一さん(72)は言う。 まんばの名の由来は、葉が生えるのを待てば、1株から何回も収穫できることから、「まんば=万葉」と呼ぶという説がある。香川県西部では「ひゃっか=百花(百貫)」と呼ぶ地域もあるようで、これも葉の多さからか。 例年10~4月ごろまで市場に出回るが、旬は一番冷え込む1~2月。霜が降りるほどに甘みが増し、おいしくなる