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藤井聡太竜王、難解な接戦制して朝日杯4強入り 投了図が物語る名局:朝日新聞デジタル
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藤井聡太竜王、難解な接戦制して朝日杯4強入り 投了図が物語る名局:朝日新聞デジタル
藤井の先手で戦型は角換わり腰掛け銀に。現代将棋の最新型を追い続ける両者が土俵の真ん中で力比べをす... 藤井の先手で戦型は角換わり腰掛け銀に。現代将棋の最新型を追い続ける両者が土俵の真ん中で力比べをする戦いになった。 1回戦で増田六段に敗れ、大盤解説に登壇した永瀬拓矢王座は「増田さんは勝負(の追究)で、藤井さんは真理(の追究)なんですよ」と両者の個性を端的に評する。最新流行型を志向する両者の将棋観は重なるが、棋士としての思想は異なる。藤井は「強くなりたい」と常に語り、増田は「勝たなければ意味はない」と常に繰り返す棋士なのだ。 両者ともほとんど時間を使わないまま、詰む詰まないを計算し始める終盤戦に突入する。角換わりを得意とする阿久津主税八段と中村太地七段が「解説者泣かせですね」と苦笑いするほど難解な勝負になった。 藤井がややペースを握っていたが、攻めの方針から受けに転じた▲7六銀が疑問。さらに▲2二角成と暴れていった一手で敗勢に陥る。 「激しい展開になって判断の難しい将棋でしたが、▲2二角成で