芸術好んだ歴史学者・津田左右吉を岐阜・美濃加茂で紹介 早大と協力：朝日新聞デジタル

岐阜県美濃加茂市出身の歴史学者・津田左右吉（1873～1961）の生誕150年を記念し、美濃加茂市民ミュージアムで「津田左右吉と藝術（げいじゅつ）」展が開かれている。研究のかたわらで心を寄せていた美術や音楽、演劇の世界に焦点をあて、津田の人物像に迫る試みだ。 津田は東京専門学校（現早稲田大学）を卒業後、歴史や思想研究に打ち込み、早大教授などを務めた。著書が反逆思想だとして起訴された「津田事件」でも知られる。60年に美濃加茂市第1号の名誉市民になった。一方で、東京では展覧会や音楽会、劇場に頻繁に出向き、出会った芸術への感想を日記に残していた。 展示は早大との共催。早大に残る津田の日記や、津田が集めた音楽会のパンフレット、蔵書、舞台写真など約180点を集めた。書斎に置いていたロダンの彫刻の写真額の実物も紹介している。11月18日～12月17日には、東京の早大歴史館でも同内容で展示される。 日記

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「津田左右吉と藝術」（http://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/2023/2023_08.cfm）「著書の緻密さとは逆に、芸術と接するときはおおらかな雰囲気があり、津田のイメージが変わった」（学芸員さん）