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いじめ加害に厳罰、重い腰あげたフランス 娘失った母が訴えた10年:朝日新聞デジタル
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いじめ加害に厳罰、重い腰あげたフランス 娘失った母が訴えた10年:朝日新聞デジタル
どうして何も気づいてあげられなかったのだろう。娘が自死を選んだあの日を思い返すと、10年が過ぎた今... どうして何も気づいてあげられなかったのだろう。娘が自死を選んだあの日を思い返すと、10年が過ぎた今でも罪悪感に襲われる。 2013年2月13日。 ノラ・ティラヌフレスさん(50)は、中学2年の長女マリオンさんのその日の姿を鮮明に覚えている。「のどが痛い」。前日からそう言ってパリ南郊エソンヌの自宅で寝込む娘を、ティラヌフレスさんは風邪をひいたのだろうと思った。 学校を休んで午前11時ごろに起きてきたときに口数が少ないのも寝起きのせいだと思い、表情もいつもと違わないように見えた。「親として想像力が足りなかった」。今になってみると、そんな気持ちがこみ上げてくる。 ティラヌフレスさんは昼ごろ、9歳の次女と1歳半の長男を連れて、車で10分の場所にある親しいママ友の家に出かけた。友人と世間話をしていた時に、なぜか自宅のベッドで寝ているマリオンさんのことが気になった。 電話をしてみたが、マリオンさんは出