指宿枕崎線の検討会議始まる 独自の将来像模索：朝日新聞デジタル

JR指宿枕崎線(指宿―枕崎間)の今後について議論する「指宿枕崎線の将来のあり方に関する検討会議」の初会合が19日、鹿児島市内であり、会議に参加する鹿児島県や沿線自治体の指宿・南九州・枕崎3市、JR九州の担当者らが赤字が続く同線の現状や利用者を増やす試みなどについて意見を交わした。 JR九州によると、2022年度の指宿―枕崎間の1キロあたりの1日平均利用者数は220人で、同社の全在来線21路線59区間のうちワースト3位。23年度は同222人で微増となったが、国鉄の分割民営化でJR九州が発足した1987年度の同942人に比べ約76%減と大きく落ち込んでいる。収支改善が急務で、同社は昨年11月末、県や沿線3市などに議論を始めるよう要請していた。 会議には、交通や観光などに関連したまちづくりの専門家として呉高専の神田佑亮教授も参加。神田教授は「鉄道という資産を活用して地域が稼ぎ、その結果として地域