宮城・女川の出島大橋、12月19日開通へ 原発事故時の避難路：朝日新聞デジタル

宮城県女川町は2日、離島の出島（いずしま）に架かる橋の名称を「出島大橋」とし、12月19日に開通すると発表した。出島の南西約5キロには東北電力女川原発があり、災害時は橋が避難路になる。 「待ちかねていた。これで本土並みになる。島民はみな喜んでいる」と、女川町出島架橋促進期成同盟会の須田勘太郎会長（84）。須田さんは出島で生まれ育った。海がしけると船が出せなくなる。橋でつながることで「原発の避難もそうだけど、急病人が出たときでもすぐ町に行ける。頼りになる」。 出島は2011年3月の東日本大震災後、診療所や学校がなくなったこともあり、子育て世帯など多くの島民が島を出ていった。約500人いた島民は現在91人という。ギンザケの養殖など漁業が盛んで、大橋の開通によって流通などの産業振興も期待される。 出島大橋は全長364メートルのアーチ橋。昨年11月に橋を架ける工事が行われた。本土側の道路2192メ

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出島は2011年3月の東日本大震災後、診療所や学校がなくなったこともあり、子育て世帯など多くの島民が島を出ていった。約500人いた島民は現在91人