（書評）『ホワイト・トラッシュ』『壁の向こうの住人たち』：朝日新聞デジタル

■共感阻む「分断と格差」を越えて 米国は、格差社会である。ティーパーティー運動やウォール街のオキュパイ運動のように、「持たざる者」による抗議も少なくない。それなのにトランプの当選後、白人貧困層の苦境が新たな発見のように注目されたのはなぜか。それは、米国は平等な国だとの認識ゆえに、社会階級による分…

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長時間労働に耐え、健康を害しながら教会や家族で助け合う。ところが連邦政府が優遇する黒人や女性、移民が割り込む。人々は反発し優遇政策をとる政府を敵視。たまらないのは抗議する自分たちが差別主義者と蔑まれる