英首相、ＣＯＰ26「非常に厳しい」と見通し－ＢＮ編集主幹に語る

ＣＯＰ26の英政府の目標として「石炭、自動車、資金、植林」を挙げた同首相は、「ＣＯＰは常に非常に厳しいものになると予想されていた。参加国から何らかの実際の行動が示される必要があろう」と話し、「確かな公約」を各国に強く求めた。 英国は、10月31日から11月12日までスコットランドのグラスゴーで開催するＣＯＰ26の議長国を務める。 首相はその上で、「われわれは2040年までに世界全体、先進諸国については30年までに石炭から手を引くことを望んでいる。炭化水素を燃料とする内燃機関自動車の利用を皆が確実にやめるようにしたい」との意向を示した。 さらに「歴史的に見てこれまで排出国ではなかった国々のカーボン排出量削減」に向け、豊かな国々が年間1000億ドル（約11兆4200億円）を用意する必要があるとの英政府の立場を表明。「自然のバランス回復と炭素固定を目的とした何百万本もの植林」を行う目標も提示した