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キリンHD、ファンケルTOB価格を2800円に引き上げ-期間延長
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キリンHD、ファンケルTOB価格を2800円に引き上げ-期間延長
記者会見した南方健志社長は、TOBが成立しなかった場合について、「別の海外アセットの取得検討、あ... 記者会見した南方健志社長は、TOBが成立しなかった場合について、「別の海外アセットの取得検討、あるいはブラックモアズへの投資強化など、ヘルスサイエンス戦略の選択肢を検討していく」と述べた。ブラックモアズはオーストラリアの健康食品大手で、昨年に買収した。 キリンHDは、サプリメントなどのヘルスサイエンス事業を、酒類・飲料事業、医薬事業に次ぐ第3の柱に育て、同事業を将来的には売上高に占める割合を2割まで拡大する方針を示している。 ファンケルを巡っては、キリンHDが完全子会社化を目指して、7月29日までの期間で1株当たり2690円でTOBを開始していた。 だが、TOB期間のさなかに香港のヘッジファンド、MY.アルファ・マネジメントHKアドバイザーズが保有比率を引き上げ、7月19日時点で7.94%になったことが変更報告書で明らかになった。それ以降、TOB価格の引き上げに期待して、株価はキリンHDが