【米国市況】Ｓ＆Ｐ500、４日間では今年最大の上げ－ドル146円台後半

物価上昇圧力の緩和を受けて、金融当局者らは利下げを開始できるとの確信を強める一方、減速の兆候を強める労働市場に再び焦点を合わせている。金利スワップ市場は、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が９月に40ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）近い利下げ、また2024年全体で約105ｂｐの利下げを実施すると織り込んでいる。 ＢＭＯキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏はＰＰＩについて、ＦＯＭＣが９月利下げをちゅうちょすることを示唆する内容は何もないと指摘。 その上で、「目先の政策期待を巡っては、あす発表のＣＰＩの方がずっと関連性が強い」と述べた。 ２２Ｖリサーチが実施した投資家調査によると、ＣＰＩに対する市場の反応について、52％が「リスクオン」になると予想。ただ、「リセッション（景気後退）」を予想する回答者の比率は高止まりしている。 Ｓ＆Ｐ500種は４日間としては今年最大の上げ。ナス