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歳尽きて人帰らず 若井和生
1896(明治29)年、日本が日清戦争に勝利した翌年の暮れ、内村鑑三は一篇の詩を書きました。その... 1896(明治29)年、日本が日清戦争に勝利した翌年の暮れ、内村鑑三は一篇の詩を書きました。その詩のタイトルは「寡婦(やもめ)の除夜」。次のような一節から始まります。 月清し、星白し、 霜深し、夜寒し、 家貧し、友少し、 歳尽きて人帰らず 内村はこの詩の中で、戦地で戦死したために決して帰ってくることのない夫を待ち続ける一人の婦人の姿を描きました。この詩の表題には「軍人が戦勝に誇るを憤りて詠める」とあります。戦争の勝利を軍人たちが喜ぶ一方で、涙している妻たち・母親たちがいる矛盾に内村が激しく憤っていることが分かります。 この憤りは同時に内村自身に対する憤りだったと思います。なぜなら、戦争が始まるまで内村も日清戦争を「義戦」として肯定していたからです。戦争が人々を高慢にし、道徳を腐敗させ、真理があいまいにされる戦勝の結果を目の当たりにして、内村の考えは大きく変わりました。それ以後、内村は徹底し