瀬戸内海産の養殖ノリ生育遅れ深刻 広島県産は年内の入札できず 高い海水温続きチヌの食害が追い打ち | 中国新聞デジタル

収穫シーズンを迎えた養殖ノリの生育遅れが瀬戸内海で目立っている。広島県産は、例年12月に始まるノリの入札会が初めて越年する異例の事態になった。海水温が高い状態が続いた上、チヌによる食害が追い打ちをかけたとみられる。 「量も少なく、史上最悪になる恐れ」 県漁連は、予定していた12月19、25日の入札会をいずれも中止した。生産する2漁協のいずれも生育が悪く、初集荷が前年より18日遅い12月26日にずれ込んだためだ。県漁連は「ここまで出だしが悪いのは初めて」と表情を曇らせる。初回の入札会は1月13日になり、初めて年を越す。

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養殖ノリの生育遅れが瀬戸内海で目立っている。広島県産は、例年12月に始まるノリの入札会が初めて越年する異例の事態になった。海水温が高い状態が続いた上、チヌによる食害が追い打ちをかけたとみられる。