羽咋の古墳 魅力発掘 市資料館で出土品紹介：北陸中日新聞Web

能登唯一 青銅製・鈴の馬具も 羽咋市の埋もれた魅力、再発見を−。同市歴史民俗資料館は、夏季企画展「探検！羽咋の古墳」を開いている。近隣では中能登町が古墳のまちとして知られているが、市内でも百九基発見されている。歴史的価値が高いものがありながら、あまり知られていないといい、紹介、解説している。九月六日まで。入館無料。（林修史） 五世紀に作られた帆立貝（ほたてがい）式古墳の「滝大塚古墳」（滝町）は、全長九十メートル。学芸員の中野知幸さんによると、中能登町の国指定史跡「雨の宮古墳群」の二号墳（六十五メートル）などを上回り、能登最大だという。石が葺（ふ）かれ、円筒埴輪（はにわ）が立ち並んだ王墓だったと推測されるという。

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「歴史的価値が高いものがありながら、あまり知られていないといい、紹介、解説している」「市内には国指定史跡の古墳はないが、重要な古墳が多数ある。古墳はお墓の遺跡であり、地域性や時代性が反映される」