「環境と対中」製造業注視 ＥＶ市場の拡大に弾みか：中日新聞Web

米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領の勝利が確実になり、市場では安心感が広がり、日経平均株価が約二十九年ぶりの高値となった。一方、中部地方は自動車を中心に輸出型の製造業の比重が大きいだけに、経済界からは地球温暖化対策のパリ協定への復帰を明言するバイデン氏の環境政策や、トランプ政権下で悪化した対中国関係の行方などに注目が集まっている。 日本特殊陶業（名古屋市）の川合尊（たけし）社長は九日の中間決算発表会見で、バイデン氏が電気自動車（ＥＶ）の普及を掲げていることから「内燃機関部品に対して（ＥＶシフトの）状況が加速するかを見極めていかないといけない」と述べた。