目を背けるのが差別、認め合おう 養老の中３、「少年の主張」全国最優秀：中日新聞Web

中学生が意見や提案を述べる「少年の主張全国大会」で、岐阜県養老町高田中学校三年、細川士禾（とわ）さん（１５）の作文が最優秀の内閣総理大臣賞に選ばれた。生まれつき片腕がない妹との生活で感じた「差別」について考え、「認め合うことの大切さ」と題して、素直な言葉を連ねた。東海三県の生徒が受賞するのは五年ぶり四人目。 （藤野治英、太字は作文から抜粋） 「あの子、手がないよ。」 今年の春、妹がある女の子から言われた一言です。妹は、どうしていいか分からないと、戸惑いと悲しみの表情を浮かべ、僕たち家族の前でわんわんと泣いていました。