松阪の本居宣長記念館・地元とのつながり、企画展で紹介：中日新聞Web

松阪市殿町の本居宣長記念館は、宣長の旧宅（殿町）と旧宅跡（魚町）が国史跡に指定されて今年で百年を迎えるのに合わせ、宣長と地元・松阪のつながりを紹介する企画展「ディスカバー・宣長」を開いている。会場の百五点の資料からは、宣長が学者として大成した背景には、豊かな商人であふれ、江戸や京都の情報が行き交った街の風土があったことが分かる。十二月四日まで。 現存する日本最古の歴史書「古事記」の研究に励んだ宣長は、六十九歳の時、自宅に設けた書斎「鈴屋（すずのや）」で注釈書「古事記伝」を書き上げた。その傍ら、街の人々を自宅に集め、「源氏物語」など古典文学について議論する「古典講釈」もライフワークとしていた。 会場に展示されている書簡「開講の廻章（めぐらしぶみ）」は、講釈の開催を参加者に知らせる回覧板のようなもの。参加者の中には、木綿の商売で財を成した長谷川一族の名もあり、有力な商人も宣長に師事していたこと

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「ディスカバー・宣長」「宣長は商人のまちに支えられ、地元の人たちとの関わりの中で成長していった」https://norinagakinenkan.com/exhibition.html