農業効率化へ 全国初実験 加賀市、先端大など参加：北陸中日新聞Web

範囲１キロの無線通信技術 活用 加賀市と北陸先端科学技術大学院大（能美市）などは、通信範囲が一キロに及ぶ無線通信「Ｗｉ−Ｆｉ ＨａＬｏｗ（ワイファイヘイロー）」の実証実験を加賀市の奥谷（おくのや）梨園で、七月から始める。市は先端技術で市民の暮らしを便利にするスマートシティを目指しており、今回の実験を通信技術を活用した農業効率化に生かす。ヘイローの農業分野の実験は全国で初めて。（長屋文太） 奥谷梨園の生育データ 遠隔取得 従来のＷｉ−Ｆｉは通信範囲が数十メートルしかないが、ヘイローは低速だが、省電力で長距離通信できる。ヘイローは通称で、正式名称は「ＩＥＥＥ８０２．１１ａｈ」。一、二年以内の実用化が見込まれている。 実験では、梨園の選果場に無線アクセスポイントを設置し、三十二ヘクタールある園内の複数箇所に無線端末を置く。葉が茂る七月と落葉後の十二月の計二回、各一週間行う。端末にはカメラに加え、

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「Ｗｉ−Ｆｉ　ＨａＬｏｗ（ワイファイヘイロー）」