吉田鉄郎の名建築 知って 福野の山田家住宅 当主が案内：北陸中日新聞Web

当時珍しいバリアフリーも 国の登録有形文化財に指定されている南砺市福野の山田家住宅洋館は、郵便・電信局舎などの逓信建築の先駆者として知られる旧福野町（南砺市）出身の建築家、吉田鉄郎（１８９４～１９５６年）が設計した。今年は吉田の生誕１３０年にあたり、山田家１１代目の山田正彦さん（６５）は洋館を次世代に残していくため、京都市の自宅と往復しながら見学ツアーの案内を続けている。 （武田寛史） 山田家は詩百篇（しひゃっぺん）酒造を営んでいた旧家。国会議員として政財界で活躍した８代目の正年（まさとし）は、結核が原因で股関節カリエスを患っていた息子が療養しながら芸術活動に専念できるよう、１９２９年に住宅を建てた。 東京中央、大阪中央両郵便局など逓信建築の設計を数多く手がけた吉田は、日本人の生活に合わせた和洋折衷の洋館を設計。療養中の息子の体が当たっても痛くないよう全ての柱の角が丸く削られ、階段の踏み板

[mikawa_1964]

「洋館を残していくためにも地元の人たちにこそ知ってほしい。地元の思いがあってこそ建物を残していける」https://toyama-bunkaisan.jp/search/13337/