感染症という脅威:考える広場:中日新聞(CHUNICHI Web)

人類は有史以前から、さまざまな感染症に苦しめられてきた。今、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう。緊急事態宣言が延長され、出口はまだ見えない。感染症の脅威について、改めて考える。 ＜人類と感染症＞ 細菌やウイルスなどを原因とする感染症は、人類が誕生したときから存在した。１４世紀の欧州ではペストが大流行。３人に１人が死亡したといわれている。スペイン風邪は１９１８～２０年に流行した。国際協力を進めるため１９０３年には国際衛生協定が締結され、現在の世界保健機関（ＷＨＯ）につながっている。天然痘のように根絶宣言された例もあるが、多くは再興する。感染症を題材にした文学作品としては、ボッカチオの『デカメロン』、カミュの『ペスト』などが有名。

[mariabarbara]

高山先生インタビュー有り

[diet55]

高山義浩先生「各国の疫学情報から分かってきたのは、爆発的流行となるか、終息させるかしかないということ（略）完全にゼロにすることは困難でも、できるだけ減らしておくことで、再流行までの期間は延長できるし

[kamezo]

◆適切な情報管理が課題　沖縄県立中部病院医師・高山義浩／◆国の対立、防疫に影響　国際政治学者　東京都立大教授・詫摩佳代／◆歴史知れば対策可能　作家・高嶋哲夫（『首都感染』の著者）