桑名・多度大社の上げ馬神事も中止に :社会:中日新聞(CHUNICHI Web)

三重県桑名市の多度大社は５月４、５日に予定していた上げ馬神事の中止を決めた。一部の祭事を限られた参列者で行う。２６日夜、氏子組織の代表者らと神社側が協議し決定した。 上げ馬神事は、武者姿の若者を乗せた祭馬が約２メートルの土壁を駆け上がり、その出来栄えによって農業の豊凶や景気の良しあしなどを占う。約７００年の歴史があり、毎年１０万人前後が詰め掛ける。権禰宜（ごんねぎ）の杉原将一さんは「戦時中でさえ馬だけは走らせたと聞いており、中止は極めて珍しい。来年は頑張って開催できれば」と話している。 隣接する同県東員町の猪名部（いなべ）神社で４月４、５日に予定されていた大社（おやしろ）祭の上げ馬神事も中止が決まっている。 （中日新聞）

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「戦時中でさえ馬だけは走らせたと聞いており、中止は極めて珍しい。来年は頑張って開催できれば」（権禰宜さん）https://bit.ly/2wFXJEs