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「死後の世界」(1) 現代日本のトレンドと報道 | 宗教情報センター
宗教情報センターの研究員の研究活動の成果や副産物の一部を、研究レポートの形で公開します。 不定期に... 宗教情報センターの研究員の研究活動の成果や副産物の一部を、研究レポートの形で公開します。 不定期に掲載されます。 藤山みどり(宗教情報センター研究員) 2002年ごろに死者の話をすると眉を顰められたが、数年を経たのち変わり、特に東日本大震災の後は受け入れられるようになったと、末木文美士・国際日本文化研究センター教授はいう。その要因として、震災の影響のほかに、①死を身近に考えざるを得ない高齢者の増加、②葬儀を行ってきた仏教の危機、③家墓の在り方の否定、の3つを挙げている[1]。 報道を見ていても「死後の世界」や「死者」に関する話題が多くなっているようだ。そこで、遡って宗教記事データベースを見ながら、現代日本における「死後の世界」のトレンドの変化と「死後の世界」観の変化を辿っていく。 一.「死後の世界」のトレンドと報道 まず、「死」の学術研究の嚆矢とされるE・キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間』の
2014/08/12 リンク