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国鉄分割民営化の制度の再設計(中)|NetIB-News
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国鉄分割民営化の制度の再設計(中)|NetIB-News
国鉄の分割民営化が実施されてから34年が経過するが、20年をすぎた辺りから、JR北海道の事故の多発や不... 国鉄の分割民営化が実施されてから34年が経過するが、20年をすぎた辺りから、JR北海道の事故の多発や不祥事などの問題が顕在化し、完全に制度が疲労している。コロナウイルスが終息したとしても、元通りに旅客需要が戻ることは難しく、これを契機に制度の再設計が必要だ。 国鉄民営化の制度疲弊 経営状態が厳しい訳ではないが、JR西日本は死傷者を出すような重大事故を多発させただけでなく、1つ間違うと重大事故につながる重大インシデントを発生させるなど、「安全性」という側面で見れば、問題がある企業体質の会社になってしまった。 このように、国鉄分割民営化は実施から34年が経過し、完全に制度疲労しているといえる。また国鉄分割民営化とは直接関係がないが、並行在来線問題も顕在化している。「JRを第二の国鉄にしてはいけない」という考えの下、新幹線が開業すれば、赤字必死の並行在来線を、JRから経営分離しても良くなった。