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批判されない宮崎アニメ : 私たちの主張
子供に見せたくないアニメの筆頭に挙げられるのが『クレヨンしんちゃん』だ。親を呼び捨てにする、下品... 子供に見せたくないアニメの筆頭に挙げられるのが『クレヨンしんちゃん』だ。親を呼び捨てにする、下品、猥褻…とまあいろいろ。原作はもともと『漫画アクション』という大人向け雑誌での連載で、アニメ化によって全国区になったためやり玉に挙げられた格好だ。原作者亡き後も未だに賛否両論である。 では宮崎アニメはどうか。『ナウシカ』にしろ『千と千尋』にしろ批判の声を聞かない。否、そもそも批判の対象にならない。『もののけ姫』に残虐なシーンがあるとか、『風立ちぬ』で喫煙シーンが多過ぎるといったつぶやきは聞こえても、世の常識では礼賛だ。否、絶賛だ。 宮崎駿は左翼主義者である。「心情的左翼だった自分が、経済的繁栄と社会主義国の没落で自動的に転向し、続出する理想のない現実主義者の仲間にだけはなりたくありませんでした」(『時代の風音』)と自らの「転向」を語っているが、左翼体質は抜けていない。 アニメを観、見せるのは各自
2016/08/13 リンク