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求心力なし「学級崩壊」状態の復興構想会議:野々山英一 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
東日本大震災に関する復興構想会議が船出早々、揺らいでいる。 震災と東電福島第一原発の事故への初期対... 東日本大震災に関する復興構想会議が船出早々、揺らいでいる。 震災と東電福島第一原発の事故への初期対応が後手になり、批判を受ける菅政権。菅直人首相は、復旧から復興にカジを切ることで巻き返しを図ろうとしている。構想会議は、その目玉のはずだったのだが……。 会議は震災後の日本の将来像を有識者の見地からまとめ、6月に1次提言、年内に答申を出すことになっている。 防衛大学校の五百旗頭真校長を議長に、建築家の安藤忠雄氏、東大教授の御厨貴氏、脚本家の内館牧子氏、臨済宗住職で作家の玄侑宗久氏ら各界の著名人が集った。顔触れは重厚だ。この会議で夢のある提言を出して日本に元気を取り戻す。そして政権も上昇気流に乗る――。菅首相はそう目論んでいる。 だが議論は初日の4月14日から、脱線ぎみだった。五百旗頭議長は、今回の震災について「16年前(の阪神大震災)が、かわいく思えるほどだ」と発言。今回の悲惨さを強調しようと
2011/04/21 リンク