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射出成形によるPLA薄肉成形技術
*この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH」に掲載されました。 *記事で使用して... *この記事はゴム・プラスチックの技術専門季刊誌「ポリマーTECH」に掲載されました。 *記事で使用している図・表はPDFで確認できます。 特集1 バイオプラスチックの現状と将来展望 射出成形によるPLA薄肉成形技術 日精樹脂工業㈱ 飯島 透 1.はじめに 1.1 近年の世界プラスチック生産量 世界のプラスチック生産量は右肩上がりに増え続け、この50年程で約20倍に増加し、今後も増え続けると予想する。(図1) 1.2 プラスチック製品の辿り着くところ 1950~2015年の世界プラスチック累積生産量83億トンの中で、現在も製品として使用中なものは20億トン、残りの63億トン(75%)はプラスチックごみと言われている。そのごみの行方は91%が廃棄・投棄、9%がリサイクルとの統計があり(図2)、昨今の環境循環型社会が叫ばれるなかプラスチックごみは大きな社会問題と捉えられている。 1.3 各国のプ