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『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』は中の人になった気分を味わえる映画
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『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』は中の人になった気分を味わえる映画
冒頭、厳粛な宗教画の連続カットが続く。そこに掃除機のノイズが聞こえてくる。歴史ある芸術にいかにも... 冒頭、厳粛な宗教画の連続カットが続く。そこに掃除機のノイズが聞こえてくる。歴史ある芸術にいかにも消費空間的な掃除機のノイズのギャップがいい。凡百な監督なら、華麗なクラシック音楽でもつけて気分を高揚させようとするかもしれないが、ワイズマンはむしろ生活音を割り込ませて観客を地に足つけさせる。 ワイズマンのカメラが写すものは、展示の絵画だけに留まらない。カメラは運営スタッフたちの会議に自然と参加する。そこではもっと観客のニーズを汲み取るべきでは、といった議論がかわされている。芸術性やメッセージとコマーシャリズムのバランスについて腐心している様子が伺える。そして一般客と同じ目線でキュレーターや案内人の熱のこもった説明に耳を傾ける。絵画の背景にある物語を理解することでより深く味わうことができるようになるだろう。(それにしても、皆さんよく喋る。アート理解には文脈が重要なのだということが本当によくわかる