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「はやぶさ」イオンエンジン往路完走
合明け7月末に再点火し、3台全開運転により目標天体へ接近を図っていた「はやぶさ」探査機は、日本時... 合明け7月末に再点火し、3台全開運転により目標天体へ接近を図っていた「はやぶさ」探査機は、日本時間8月28日、往路のイオンエンジン作動を終了しました。8月28日現在小惑星イトカワから4,800kmの位置にあり速度9m/s(時速32km)でなお接近中です。 2003年5月9日の打上げ以来2年4ヶ月に渡り、マイクロ波放電式イオンエンジンによる軌道変換を行ってきました。延べ作動時間は2万5,800時間に達し、キセノン推進剤22kgを消費、1,400m/sの加速を実施しました。4台中の単体最長作動時間は1万時間を突破しています。 「はやぶさ」往復ミッションの約2/3の軌道変換を完了したことになります。これ以降は、2液式スラスタを用いて徐々に減速し、イトカワ上空20kmのゲートポジションに静止する計画です。