経営再建中のシャープ、来春の新卒社員は今年の約2倍に

台湾の鴻海（ホンハイ）精密工業の下で経営再建を目指すシャープは4月11日、来年春に入社する2017年度新卒の採用計画を発表した。前年の2倍近くとなる290人の社員を採用する予定だ。 内訳は、大卒社員（大学院、高専卒を含む）で技術系120人、ビジネス系80人。高卒社員は90人となる。特にIoT（モノのインターネット)やロボティクスなどの分野で新たな商品・サービスを提供できるような人材を獲得したいとしている。 関連記事 鴻海からの“心遣い”を、シャープはどう受けとめたのか 台湾の鴻海によるシャープ買収決定後に開かれた共同会見において、鴻海・郭会長兼CEOはシャープのイノベーターとしての歴史をべた褒め。ところが、両社の経営に対する基本姿勢はまるで異なるものなのである。 シャープが人件費削減を継続 一般社員は給与2％減額 17年3月まで 業績不振の続くシャープは給与カットなどの経営改善対策を来年3