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「便利なもの」にはへきえきしている──松永真×SH702iD
「とるにたらないことの累積だったように思う」「とりたてて言うことはない」。――そんな風に謙そんして... 「とるにたらないことの累積だったように思う」「とりたてて言うことはない」。――そんな風に謙そんして言う松永氏だが、もちろん製品へのこだわりがないわけではない。松永氏が作りたかった携帯とは何なのか、「シリーズ・702iDクリエイターインタビュー」(関連記事その1、その2)最終回はSH702iDにスポットをあてる。 携帯は「スペック」じゃない 松永氏は、携帯はいまや「最大の生活必需品であるかのようにあらゆる人にまとわりつくものになった」と話す。機能が満載で、サービスも百花繚乱。いたれり尽くせりになる携帯。だが、松永氏はそんな携帯をどこか冷めた目で見ていたと話す。 「これでもか、これでもかとカメラの精度を上げたりする。人間でいうと、『身長はどうだ、体重はどうだ』ということばかり言っている。しかし私は、便利なものにへきえきしている」。スタート地点として、機能にこだわらない携帯を開発しようという思い
2006/01/27 リンク