EV急速充電の規制緩和へ 「鶏と卵」問題が壁

政府は2023年に電気自動車EVで使用される急速充電器の規制を緩和する。海外と比べて出遅れているEVのインフラ整備を加速する狙いがある。一方でEV自体が普及しなければ、急速充電器が広がらないという課題がある。 政府は2023年に電気自動車（EV）で使用される急速充電器の規制を緩和する。海外と比べて出遅れているEVのインフラ整備を加速する狙いがある。一方でEV自体が普及しなければ、急速充電器が広がらないという課題がある。EVの普及が先か、それとも急速充電器が先かという「鶏と卵」問題が、環境整備の加速を阻む可能性がある。 国内では200kW超の急速充電器は安全性の問題から「変電設備」扱いとされている。変電設備になると、屋内に設置する場合に区画を設ける必要がある他、担当者以外は立ち入りができない規制がある。 政府は長距離を移動する大型EVやEVバス、EVトラックの普及を促進するため、200kW超