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【コラム・ひとこと】トキと農業にひとこと
36年ぶりに自然界でのトキのヒナ誕生が佐渡島で確認されたのは昨年4月であった。今年も何組かのペアが... 36年ぶりに自然界でのトキのヒナ誕生が佐渡島で確認されたのは昨年4月であった。今年も何組かのペアが自然界で巣作りしているのが確認されて、新しいヒナの誕生が期待さる。トキの放鳥は8回目になる。昨年自然界で誕生したヒナ8羽を含めて75羽の生存が佐渡島で確認されているが、約30羽が行方不明、海峡を越えて本州へ飛んで行ったトキもあり、島内の天敵に襲われたり、餓死したのもいるらしい。 1970年最後まで本州で生き残った石川県能登半島に生存していたトキ「ノリ」を捕獲し佐渡のトキ保護センターに移して飼育したが1年後に死亡。観光バスガイドの説明によれば解剖の結果、死因は内臓に水銀農薬が蓄積されたことによるものとか。2003年野生トキ最後の「キン」推定36歳が佐渡で死亡し、日本のトキは絶滅した。老衰ではなく保護センターのケージの中を飛んで障害物に衝突し脳梗塞による死亡という。 現在佐渡に生息しているトキは1