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ブロックチェーンによるコメ取引システムを作るというIT企業【熊野孝文・米マーケット情報】
米穀業者が集まった席で「未検査米でも精米に銘柄表示が出来るようになるって本当ですか?」と聞かれた... 米穀業者が集まった席で「未検査米でも精米に銘柄表示が出来るようになるって本当ですか?」と聞かれた。それを所轄する消費者庁の食品表示基準の改正案にそう書いてあるのだからそうなるとしか言いようがない。この米穀業者でなくてもあまりにも速いテンポでコメの商取引の中核部分で大きな変革が起きつつあり、ついていけない。その変化を譬えるなら小学生をいきなり大学の金融工学部に放り込んだようなもの。 その大きな変化を伝えるのに最もわかりやすいのは農水省が令和3年度の予算で新規要求した「AI画像解析等による次世代穀粒判別器の開発」。開発の背景と目的について(1)農産物規格・検査について規格項目の見直し、検査の高度化を行う事としている。現在の農産物検査は、精米原料となる玄米の被害の有無等を検査員の目視で確認されているが「地域や検査員のバラつきが発生すること」や「具体的な測定データを示せない」等の課題がある、(2)
2020/11/04 リンク