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コメ加工食品業界が原料米対策要請【熊野孝文・米マーケット情報】
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コメ加工食品業界が原料米対策要請【熊野孝文・米マーケット情報】
全国区銘柄である秋田あきたこまちは、新潟コシヒカリの品位低下もあってか卸業者が先行きの必要量を確... 全国区銘柄である秋田あきたこまちは、新潟コシヒカリの品位低下もあってか卸業者が先行きの必要量を確保しようという動きが活発化。先渡し条件の取引では、1万6000円近くまで高騰している。コメ卸は価格が沈静化する材料はなく、まだ値上がりするのではないかと見ている。値上がり率だけ見ると、主食用に向けられる銘柄米よりはるかに大きいのが特定米穀、いわゆるくず米である。特定米穀を使用するコメ加工食品業界(米菓、味噌、米穀粉、清酒、焼酎業界等)は今月、原料米価格が安定するよう、農水省に対策を要請した。 特定米穀の価格変動要因として最も大きなウエイトを占めるのが「発生量」である。発生量をデータとして得るには農水省が公表するライスグレーダーの網目別粗玄米重を面積にかけて算出する方法がある。 それによると5年産米の発生量は、昨年産より9万トンほど少なく31万トンほどになったと推計されている。率にすると22%ほど