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雇用は絶対優先課題/構造改革に不信/ILO事務局長
【パリ=浅田信幸】国際労働機関(ILO)のライダー事務局長はILO総会(5~20日)の開会に合わ... 【パリ=浅田信幸】国際労働機関(ILO)のライダー事務局長はILO総会(5~20日)の開会に合わせ、雇用問題を各国政府の「絶対的優先課題」とすべきだと述べました。同時に、いくつかの国で雇用改善につながるとして実行されている構造改革について「説得力ある結果」が出ていないと不信を表明しました。仏紙ルモンド6日付のインタビューで語りました。 ライダー氏は、主要20カ国・地域(G20)が雇用問題を重視して作業グループを立ち上げていることについて「言葉に行為が伴っていない」と指摘。「失われた世代(職がなく、生活の基盤を確立できない青年たちの世代)ということが語られており、いまや行動に移るときだ」と強調しました。 緊縮と景気後退の問題では、「市場はカネ余りで、株が上昇しているのに、資金を必要とする企業にはそれが手に入らない」と述べ、金融システムが企業を助ける役割をまったく果たしていないと批判しました。
2013/06/11 リンク