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主張/「介護離職ゼロ」/願いを妨げてきたのは誰だ
安倍晋三首相が突如持ち出した経済政策「新3本の矢」の目玉として「介護離職ゼロ」を掲げたことに不信... 安倍晋三首相が突如持ち出した経済政策「新3本の矢」の目玉として「介護離職ゼロ」を掲げたことに不信と戸惑いの声が上がっています。確かに、親の介護のため仕事を辞めざるをえないなどの介護離職は解決が急がれる深刻な問題です。しかし安倍政権が実際にやってきたのは、負担増や給付減で公的介護の利用を妨げ家族にばかり介護の苦労を強いる制度改悪の連続ではなかったのか。介護離職を増大させる政策を実行しておきながら、その反省もないまま「介護離職ゼロ」をにわかに言い出しても、説得力を持ちません。 家族に負担と犠牲の連続 安倍首相の「新3本の矢」は戦争法強行でわきあがる国民の怒りをごまかすため持ち出したもので、その内容は、国民に犠牲をおしつけた経済政策「アベノミクス」の焼き直しです。首相は「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」の“新しい矢”の目新しさを売り込みましたが、記者会見