日活の解体やめて/株売却阻止へ争議支援集会

「金で株は買えても、金で従業員は買えない」―。映画会社「日活」の親会社ナムコが有線放送大手ＵＳＥＮに日活株式を売却しようとしている問題で、日活労働者の争議を支援する集会が十四日夜、東京・全労連会館で開かれました。支援者ら約百六十人が参加し、問題企業・ＵＳＥＮへの売却をなんとしても阻止しようと集会決議を採択しました。日活闘争支援共闘会議、映演労連、日活労組が共催しました。 日活争議は、ゲーム機器大手のナムコが四月、違法・無法をくり返してきたＵＳＥＮに経営権譲渡を発表。これに対し、日活労組が「資本家の勝手なマネーゲームで日活を解体するな」と映演労連や全労連の支援もえて、ストライキや抗議集会を展開してきました。 集会では、日活労組の海老原卓生委員長が「金で従業員の志を踏みにじることはけっしてさせない」と決意を表明。日活闘争支援共闘会議の碓井邦夫議長は、世論を大きくしていくことが最大の課題とのべ、