「沖縄復帰50年」(3) 前泊博盛・沖縄国際大学教授 | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)

沖縄国際大学教授の前泊博盛さんが、安全保障問題を中心に、復帰50年を迎える沖縄の政治・経済・社会の現状と課題、展望について話した。 前泊さんは1984年に琉球新報社に入社、編集委員や論説委員長などを経て2011年から現職。安全保障や日米地位協定を研究し、『沖縄と米軍基地』（角川新書、2011年）、『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』（創元社、2013年）などの著書がある。 司会 川上高志 日本記者クラブ企画委員（共同通信） 「唐ぬ世から 大和ぬ世 大和ぬ世から アメリカ世 珍らさ変わたる 此の沖縄」。沖縄民謡の名手、故・嘉手苅林昌さんが歌った「時代の流れ」。米軍統治下で変わる沖縄の姿を描いた歌だ。 それから沖縄は再び「大和ぬ世」となった。今回の企画で考えたのは、単に50年を振り返るのではなく、琉球王朝時代からの歴史の中に位置付けて沖縄の今を問いたいということだった。 「ウチナーンチ