エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
旧体制下フランスの地方統治における権力と慈善
旧体制下フランスでは、絶対王政のもとで王国の一元的な統治を進める王権が都市の自治への介入を強め、... 旧体制下フランスでは、絶対王政のもとで王国の一元的な統治を進める王権が都市の自治への介入を強め、ルイ十四世期には各都市に総合救貧院の設立が命じられ物乞いの監禁による社会秩序の維持がはかられたことが知られている。従来は、こうした救貧の中央集権化、世俗化の側面ばかりが歴史家の関心を集めてきたが、本稿は、地方の主都ボルドーにおいてカトリック改革の影響下に慈善を行っていたエリート層の動向に注目し、救貧を切り口に絶対王政期における地方統治の一端を解明しようとした。 ボルドーのエリートの救貧院への関与について検討することで明らかになったのは、地方の主導は失われておらず、救貧の内容も、カトリック改革の波を受けて宗教的使命が強く、また王権の意に反して地域の必要に即した独自性が確保されていたことである。十七世紀後半に王権の命令を受けて地方の主要都市で実施された物乞いの監禁は間もなく破綻し、エリート層は救貧の