京都府北部で芽吹く「スマート農業」の現状とは 勘に頼ってきた作業をデータ化｜社会｜地域のニュース｜京都新聞

実りの秋を迎えた京都府北部。担い手不足や高齢化に対応しようと、最新の情報通信技術などを使った「スマート農業」が各地で芽吹いている。農作物の収量アップや技術の継承に向けた栽培状況の“見える化”に加え、獣害対策や新規就農者の支援にも活用が広がっている。 万願寺甘とうが所狭しと実るビニールハウス内で最新の計測機器が稼働していた。舞鶴市西方寺の添田潤さん（４５）の農場。ハウス内の温度や湿度、日射量、二酸化炭素濃度、肥料分がわかる土壌電気伝導度を測り、パソコンやスマートフォンでデータを確認できる。 添田さんは温度調節の参考にしており「栽培技術はこれまで数値化されていなかった。収量分析により…

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「万願寺甘とうが所狭しと実るビニールハウス内で最新の計測機器が稼働していた」