防衛省・自衛隊：風力発電設備が自衛隊・在日米軍の運用に及ぼす影響及び風力発電関係者の皆様へのお願い

ポイント 我が国は2050年までに脱炭素社会の実現を目指すカーボンニュートラルを表明しており、経済性も確保できる可能性のある風力発電の導入促進が期待されています。 他方で、風力発電設備は自衛隊・在日米軍のレーダーや通信などに大きな影響を及ぼす可能性があります。 風力発電設備による安全保障への影響を回避し、自衛隊・米軍の円滑な運用の確保と風力発電の導入促進の両者を両立するため、風力発電設備の建設・建て替えを計画される関係者の皆様におかれては、事業計画策定の初期段階で防衛省へご相談いただくようお願いいたします。 １．我が国における風力発電の位置付けと見通し 我が国では国際競争力の維持・強化と国民生活の向上の観点から、Ｓ＋３Ｅ（安全性、安定供給、経済効率性、環境適合）のバランスを取りながら、安定的で安価なエネルギー供給を確保することが重視されてきました。また、近年はこれに加えていわゆる「脱炭素化

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「気象レーダーが風車による反射波を雨雲と観測した図」

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“風力発電設備は自衛隊・在日米軍のレーダーや通信などに大きな影響を及ぼす可能性があります”