『仮面ライダー BLACK SUN』──「非暴力という欺瞞」を暴く問題作

『仮面ライダー BLACK SUN』の仮面ライダーSHADOWMOON(左)、BLACK SUN(右) （C）石森プロ・東映 （C）「仮面ライダーBLACK SUN」PROJECT（マグミクス） ＜怪人たちは差別と闘うために物理的な暴力を選択する。レイシストには一片の優しさもないこの作品が問いかけるもの＞ ＊ネタバレを含みます 1989年の特撮番組『仮面ライダー BLACK』のリメイクドラマ『仮面ライダー BLACK SUN』が「Amazon Prime」で配信されている。前作はいわゆる「子供向け」のヒーロー番組だったが、本作は逆にテーマ設定やグロテスクな表現も含め、全くの大人向け作品として仕上げられている。 虐げられた者たちの反乱 筆者は旧作『仮面ライダー BLACK』の直撃世代だ。次作の『仮面ライダー BLACK RX』も含め、ちょうど仮面ライダーが現在のように1年ごとのTVシリーズと

[zakinco]

『この作品は「差別は悪いので、なくさなければいけない」いう大原則の上に成立しており、異論は認めていない。まずその前提に共感できなければ作品を楽しむことはおそらくできない』ほー。見てみたいなー。

[kotobuki_84]

この批評は、怪人が搾取する側でもある(人間攫って人肉からシャブ作ってる)部分をスルーしてる。虐げる側／られる側的な簡単な構図じゃなく、「暴力上等のオールド左翼は無能な味方である」点も複数の面から描いてる

[NOV1975]

この批評だけ読むと差別は「悪い」を前提にしながらそれ故に他の「悪い」に目を瞑ってるように見えるし、であるならば社会への問いかけというよりは悪趣味な物語に過ぎないとも思えてしまうなあ

[usuzumineko]

どっちもどっちではなくて『悪は悪』として描きながらも色んな悪があると言うか悪のオールスターだった。中学生が死ぬのも殺す側に周りかねないのもどんよりする。中村梅雀が悪なんだがマトモと言うのも。倫理テスト

[fuga_maito]

藤崎剛人さん、なるほど、差別問題については正義は一つ、受け入れられないのはお前らが悪だからだと。そりゃ世の中から争いがなくならないわけだ。

[bt-shouichi]

“この作品は「差別は悪いので、なくさなければいけない」いう大原則の上に成立しており、異論は認めていない。まずその前提に共感できなければ作品を楽しむことはおそらくできない。 ”

[ROYGB]

学生運動が一部成功した世界でもある。怪人の法的権利は認められ、メンバーの一部が設立したゴルゴム党は総理と密接な関係を持つ。政党といっても中身は不思議なことに宗教団体風。

[nisisinjuku]

差別って話をぶっ込んできたけど、そもそも軍部が作った人造人間。日本だと虐げられる方向になるのか？という気はする。（怪人側も特に奢りが無いっぽいし）

[oono_n]

“なぜ差別が悪いのかを分からない人にはおすすめしない。差別はなくならないと考えている者にもおすすめしない。「冷静に」差別の相対化を主張する者にもおすすめしない”

[death_yasude]

50周年企画にマイノリティとヘイトで直球勝負しただけで価値あるうまい役者多いけどシャドウムーンすごいな怪人交じりの非日常的なシーンを完璧に演じ切れてたのはこいつだけ

[honma200]

すげー内容。すごくしっくりくる。あのエンディングは理性では理解できるのだけど、また理性で受け入れづらいところがあってなかなか大変なのだ

[hnss]

最終話まで見たけど、これ「怪人=『フェミニストに迫害される男性性』」という読み解き方も充分に可能な作りになってて、脊髄反射で肯定してる人ら、大丈夫？危うくない？とは思った

[pribetch]

吉田羊に蹴られたい

[toro-chan]

「大人の」仮面ライダーというのはその通り。近年はこういう内容は珍しく、しかも映像も「見れる」のも意外だった。ただ、これを見て日垣のような抑圧者が反省することはないだろうなと思う。

[srpglove]

執筆者が執筆者だけに認めるのは悔しいけど、作品解釈としてはだいたい自分と同じだな。