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2020年のマンション市場と今後の動向──コロナ禍で高まる需要、今マンションは買うべきなのか
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<在宅勤務の長期化で住まいの広さや設備に不満を持つ人は増えている。マンション市場の需要超過と価格... <在宅勤務の長期化で住まいの広さや設備に不満を持つ人は増えている。マンション市場の需要超過と価格の上昇傾向はしばらく続く見通しだが、どのタイミングで購入すればいいのか> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年2月26日付)からの転載です。 2020年のマンション市場はコロナ禍により大きく影響を受けた。5月から6月にかけては、緊急事態宣言中のモデルルームの閉鎖や、移動自粛により販売活動が停滞し、販売戸数は大きく減少した。また、その後コロナ禍がもたらした生活の変化は、人々の住宅に対する認識に影響を与え続けている。 一方で、マンション価格は高値水準が続いている。マンションを買いたい人は、今買うべきなのだろうか。需要と供給の動向を踏まえて考えてみたい。 住宅市場と需要者の購入動機 そもそも、新築マンションの供給量は需要者の購入動機に少なからず影響を受ける。しかし、住宅の購入動機は、価