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最も不安に駆られるのは大卒者 脳が不安に支配されるのはなぜ?
<将来への漠然とした心細さはどこから生まれるのか。「心配性の脳」の秘密を探る研究の最前線をのぞい... <将来への漠然とした心細さはどこから生まれるのか。「心配性の脳」の秘密を探る研究の最前線をのぞいてみた> 現代が不安の時代だと言うなら、中世はどうだったか考えてみてほしい──不安の神経科学の権威で、2015年に不安の脳科学的メカニズムを論じた著書『不安(Anxious)』を上梓したニューヨーク大学教授のジョセフ・ルドゥーはそう言う。「うんと生きづらい時代だっただろう。疫病、貧困、そして生活上のストレス」 ルドゥーは著書でも述べている。人間はいつの時代にも「今は不安の時代だ」と考えるものだ、と。 「人間は自分の不安に執着する。自分のものだから、特別なものだと思うのだ」と、ルドゥーは説明した。「それが不安の本質だ。不安にとらわれると、それだけで頭がいっぱいになる。そうなると、ほかの人たちも不安を抱いていると気付く余裕もなくなる」 私は「なるほど」とうなずきはしたが、完全には納得できなかった。
2020/01/12 リンク