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イタリアの銀行、不良債権をEU水準まで軽減するのは10年必要
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イタリアの銀行、不良債権をEU水準まで軽減するのは10年必要
7月17日、モルガン・スタンレーはイタリアの銀行が抱える不良債権の比率を欧州の平均水準まで抑える... 7月17日、モルガン・スタンレーはイタリアの銀行が抱える不良債権の比率を欧州の平均水準まで抑えるには10年かかる可能性があるとの見方を示した。写真はモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの本店入口。6月撮影(2017年 ロイター/Stefano Rellandini) モルガン・スタンレーは17日、イタリアの銀行が抱える不良債権の比率を欧州の平均水準まで抑えるには10年かかる可能性があるとの見方を示した。「バッドバンク」とも呼ぶ、銀行から不良債権を買い取る資産管理会社の整備が助けになるかもしれないと述べた。 2014年に景気後退を脱したイタリアは、銀行が3490億ユーロ(4000億ドル)の不良債権を抱える。欧州全体の3分の1を占める額だ。司法制度の問題や緩慢な経済成長を背景に融資の回収に苦戦している。 ただ州政府による資本注入や、世界最古の銀行であるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・