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ロシアは「国際手配書」で、インターポールを私物化する | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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ロシアによるインターポールの政治利用は続きそうだ(フランス・リヨンの本部) Julien Viry/iStockphot... ロシアによるインターポールの政治利用は続きそうだ(フランス・リヨンの本部) Julien Viry/iStockphoto <プーチン側近が新総裁に選出されず一安心だが、手配書乱発による影響力が今後もEUを脅かす> ロシアのプーチン大統領はもう長いこと、ロシアの勢力拡大のために、数々の主要国際機関で自らの影響力をフル活用してきた。国連では拒否権を行使してシリア内戦を操り、化学兵器禁止機関では調査を妨害した。 だが、何よりプーチンが影響力を行使している機関は国際刑事警察機構(インターポール)だろう。加盟各国に容疑者の身柄拘束を要請できる「赤手配書(国際手配書)」をロシアは政敵をつぶす目的で乱発している。 ターゲットは時にはロシアの反体制派、時には環境活動家。そして、ハンガリー企業の会長のような無害な人間が標的にされる場合もある――運悪く、ロシアの巨大エネルギー企業ガスプロムに競り勝ってしまっ